- 販促POPの作り方のコツは?
- 店頭POPを上手に作りたい
- 販促POPでお店を賑やかして繁盛店にしたい
そんなことでお悩みではありませんか?この記事では店頭POPの使い方やお店の作り方をまとめました。
電通テック・電通で販促担当として、販促POP制作・店舗作りに従事し、販促企画会社を起業したカイリキ・コバヤシ(@Kairiki_K)が解説します。
ドコモ、ケンタッキー・ガスト・ドトールなどのPOPを設計したり、起業してからはケータイショップの設計コンサルをしたりしてきました。
- 販促POPの作り方
- 店頭POPのデザインするポイント
- 店頭POPで賑やかなお店の作り方
目次
販促POPの作り方5つの手順
販促POP・店頭POPとは、販売している商品の最も近くに置かれた販促ツール。その役割はさまざまですが、効果的に使うことで販売を促進します。
- お客さまに商品の存在に気づいてもらう
- 他の商品との違いをアピールする
- 購入の最後の一押しをする
販促POP制作の手順
まず売りたい商品を決めます。全ての商品を売りたいのはわかりますが、絞り込まないことには店内がPOPだらけになり、結局何を売りたいのかわからなくなってしまいます。
- ひとつの商品を売りたいのか ※iphone13Pro
- シリーズラインナップを売りたいのか ※iphoneシリーズ
- 商品群を売りたいのか ※最新のスマートフォン全般
販促POPにはお客さまを誘導することもできます。誘導するのは店外から・店内からに分類し、導線に合わせて販促ツール・店頭POPを配置します。
- お店の外から商品へ誘導して売りたい
- 店内のお客さまを商品まで誘導して売りたい
- その場にいるお客さまに気づいてもらいたい
販促POPの設置場所を確定させてください。売りたい商品とお客さま導線が決まればぼり込むことができます。
ビール全般を店外のお客さまに売りたい
→店外/店内/ビール全般コーナー
店内のお客様に男性化粧品UNOシリーズをを売りたい
→商品棚上/商品横でアイテムごとの特徴を訴求
その場にいるお客さまにビスコを売りたい
→商品に取り付け目立たせる
設置場所が決まれば、最適なPOPを選択します。アイテムによっては大中小とサイズがあったりするので、お店のサイズによって変えてください。
ただし、同じ役割のアイテムなら大きさを統一しないと、売り場がゴチャゴチャになって、販促効果が下がってしまうので注意してください。
販促POPの種類
販促POPのは、自由に作れるので種類はいくつでも作ることができます。ただし、独自のPOPを作るには制作コストが高くなるので、大量ロットで制作する場合を除いては、既存の規格の販促POPから選ぶことをお勧めします。
効果のある手書きPOPは、小さなPOP向けなので要注意。手書きの場合は使うペンにより、文字の太さに制限があり遠くから読むことが難しくなります。
のぼりやポスターなど大きなサイズの販促ツールを手書きするのは、視認性が悪くなり、見た目もよろしくありません。大きめの販促ツールは、パソコンでデザイン・印刷した方が販促効果も高くお勧め。販促ツールの印刷はラクスルなら以下のルールが1部から作成できるのでお勧めです。ラクスルの販促ツールはこちらから。
店外ツール
のぼり/タペストリー/ドアステッカー(ステッカー)
店内ツール
ポスター/パネル/バナースタンド
商品周り
パネル(カットしてトップボードに)/パネル(カットしてスイングPOPに)/ステッカー
カウンター周り
卓上POP/下敷きPOP(ラミネート加工)
店頭POPをデザインするポイント
店頭POPで販促するのに大切なのは2点。目立つこと、要素を入れすぎないことです。
目立つこと
店頭POPは気づいてもらうことが何より大切です。そのために、目立つことが何より大切です。訴求メッセージを絞り込んで、目立つデザイン・フォントを使うようにしてください。
いろいろな販促POPのデザインを見るならピンタレストがお勧め。手書きのPOPからメーカーの大型販促什器をチェックすることができます。
高級な化粧品ブランドのように、販売員が必ずセールストークでフォローしてくれるなら、控えめなデザインでも問題ありません。
要素を入れすぎないこと
POPを設置しても文字が小さくて見えないならば設置する意味はありません。詰め込みすぎないことが大切です。
例えば「のぼり」は大きな販促ツールですが、あれこれ入れずに1メッセージで勝負しましょう。
ツールごとにメッセージを最適化させる
設置するPOPの大きさ・設置場所によって訴求内容が変わります。制作する販促ツールを洗い出して掲載する文字情報をツールごとに整理してください。
伝いたい情報が多い場合は、QRコードからWEBサイト・動画へ誘導して追加情報を提供するのもアリです。
例えば店外ツールなら
- 気づいてもらうことに特化
- 1メッセージとする「○○○入荷」「○○○キャンペーン」など
例えば店内ツール(大きいサイズ)なら
- 商品の選び方を解説する
- 陳列棚に並んでいるアイテムの使い方を紹介する
- キャンペーン対象商品を提示する
例えば小型POPなら
- 1つの商品を目立たせる「新発売!など」
- 1コピーで機能性の違いを伝える「ガッチリ髪型キープなど」
デザイナーにPOPデザインを発注するのもあり
制作するPOPが決まって、ツールごとのメッセージが決まれば、あとは目立つデザインを作るだけです。カッコいいデザインにしたいならプロに依頼するのはひとつの選択肢。
POPの仕様(設置場所・縦横のサイズ)とラフな手書きを提示すればフリーランスデザイナーがかっこよくデザインしてくれます。
コンペ形式を選択してデザイン案を募集すれば複数のデザインから気に入ったものを選ぶことができますよ。フリーランスへの依頼はランサーズがお勧めです。
知らないと失敗する。フリーランスデザイナーに仕事を依頼するときのポイント自分でデザインしたいならデザインテンプレートを活用
例えば印刷のラクスルでは、カッコいいデザインのテンプレートを用意しています。自分でゼロから作るよりもデザインテンプレートを選択して、社名やロゴなどを差し替えた方がカンタンにカッコいいデザインを作ることができます。
デザインテンプレートを使ってデザインするなら下記がお勧めです。
そのほかにも、自分でデザインする方法はこちらのページからも解説しています。
【自分で作る】素人がカッコいいチラシを作る方法。店頭POPで賑やかなお店の作り方
ケータイキャリアショップのように統一された綺麗なお店を作りたいなら、店舗装飾マニュアルを作ってみてはいかがでしょうか?
店舗設計のコンサルにも関わりましたが、綺麗な店舗にはしっかりとした店舗設計マニュアル・販促POPのマニュアルが整備されています。
例えば陳列棚はPOPを掲出することを前提に設計されています。無秩序に販促POPを設置すると店内がごちゃごちゃになって、売りたい商品がわからなくなり、販促効率も低下してしまいます。
サイズを統一する
ツールごとにサイズを統一します。例えば、のぼりで何種もサイズがあるのは統一感を失います。印刷会社を統一し、印刷する時は前回の履歴を利用することで回避できます。
デザインのフォーマットを統一する。
販促POPのデザインレギュレーションを決めておくことで店内のPOPがごちゃごちゃになるのを防ぐことができます。
- ロゴの位置
- ツール帯色
- フォント
まとめ:販促に効果的な店頭POPの作り方
販促に使うPOPに関して解説しました。販促POP・店頭POPとは、販売している商品の最も近くに置かれた販促ツール。その役割はさまざまですが、効果的に使ってお店の売り上げアップを狙ってください。
- 販促POPの作り方
- 店頭POPのデザインするポイント
- 店頭POPで賑やかなお店の作り方
とはいえ販促は手間と時間がかかるもの。自分でやるのが面倒な方はご相談ください。