- 売れるキャッチコピーってどうやって作ればいいの?
- キャッチコピー案をたくさん作りたいが思いつかない
- いますぐ使えるキャッチコピーアイデアのヒントが欲しい
- 反応率のいいキャッチコピーのコツが知りたい
そんな方に向けて、キャッチコピー作りに役立つテクニック・発想のヒントをお伝えします。
こんにちはカイリキ・コバヤシです。
プロモーションやブランディングの制作ディレクションをしています。
いいキャッチコピーを作るために大切なことは、たくさんのアイデアを出すこと。
それから、これだ!というものを厳選し、ネット広告がメインになった現在ではABテストを繰り返すことです。
ところがキャッチコピーのアイデア出しに煮詰まって、少しの案しか作れないことも。
そこで新商品や新サービスの売れるキャッチコピーを作るための基本テクニックを集めてみました。
それぞれのテクニックごとにキャッチコピー案を2−3個作れば、キャッチコピー案は50案以上になりますよ!
目次
カタログスペックではなく、お客様にとって何がいいか分かりやすく表現します。
- 抽象的になりすぎるなら、カタログスペックを訴求した方がいいことも
- お客様の悩みが解決する言葉選びを
カ今のままでいることの恐怖や不安をあおることで、ユーザーにアクションを促します。
- 不安や恐怖の先に解決策を用意する設計に
- 科学的な証拠となるデータがあると良し
具体的な数字を使うと信憑性があがります。「すごく売れています」より「3秒に1つ」とか「おかげ様で100万個販売!」などです。
- 数字は大雑把な数より細かい方がいい。満足度90%以上→満足度92.3%
- いい数字がなければ、実績を作る。
- 1日あたりとか、5分に一個とか見せ方を変えて魅力的に
これまでの常識と違うことを伝え「えっ」と思ってもらえればキャッチとしてはOK。
- ギャップを利用して意外性を作りだす
- これまでの世の中の常識と違うことを
ユーザーの行動する心理ハードルを下げる簡単を想起させるワードは魔法の言葉。
- 条件が簡単ワード「初心者歓迎」「誰でもOK」「お子様でも」
- 作業が簡単ワード「カンタン」「ワンタッチ」「たったの3ステップ」
カユーザーアンケートを読み込んでおくことは広告を作る際に大切なこと。その中でキラリと光るフレーズがあればそれを利用するのも手です。
- お客様の声は、キャッチを考える前に読み込んでおくべき
- グループインタビューなどでお客様の声を聞くのもアリ
「キレイなおネエさんは好きですか?」的な否定できないことを言うことで、「その通り」と肯定して受け入れてもらう仕掛け。「まずい」より「うまい」、「大変」より「カンタン」は否定しにくいです。
- 賛否両論が分かれるような質問はしない
「これって私のことだ!」と思わせる悩みをコピーにします。みんなに当てはまる悩みで広いターゲットに訴求することも。
- レアな悩みの方が特定ターゲットに強く刺さる
- ターゲットを絞り込めているなら、ピンポイントな悩みに
「YES /NO」で聞かれるとつい考えてしまうのが人の性。気になる質問をすることで興味をくすぐります。
- 興味ありそうなことを疑問系で聞いてみる
- YES/NOで答えることができる質問の方が高反応
商品を使っている時のポジティブなイメージをさまざまな表現で具体的にイメージさせます。
- 言葉だけでシーンが浮かんでくるように設計する
商品を使った後のポジティブな姿をイメージさせます。
- 使用後イメージはウソではダメです。
- 擬音語や擬態語を使ってイメージしやすくなるように
なんだか格式が高そうなコンテスト結果や学術論文などの引用で箔を付ける手法。
- 業界内の権威から信頼性を借りる
- よく知らないけど権威がありそうと感じたらOK
専門家のノウハウをわかりやすく解説すると紹介することで、知りたい欲求を引き出します。
- 専門家・プロのノウハウを公開する
- ノウハウが簡単に知れることをアピール
ランキング1位は魔法の言葉で訴求力があります。アットコスメやアマゾン売れ筋ランキングなどが有名。
- 公平なランキングを使うべき。商品のブランド価値が下がります。
- なんの根拠もないランキングがネットに出回っているので注意
期間限定・数量限定で、すぐに行動を起こすように促すコピー。本当は売れてなくてもすごい気がしてくるもの。
- 期間限定・今だけ特価などは販促プロモーションで多用可能。
- あえて限定にすることで、購買意欲を刺激する
季節や時流、流行に乗ることで購買意欲を刺激します。季節感あるビジュアルとの連動がカギ。
- クリスマス・バレンタイン・母の日、使えるものは使う
壮大なことを言うことで注目を集める手法。「世界一受けたい授業」など言ったもの勝ち的な部分がある。
- 嫌味にならない大きなことを言う
- 気持ちに訴えることで、オーバーな表現も受け入れてもらえる
漫画の有名なシーンや偉人の名言に似た語感で作成することで、コピーの内容を理解・受け取りやすくします。
- 著作権には注意しましょう。
- 偉人や名言は著作権の縛りがなく使いやすい
キャッチコピーといえば「そうだ京都へ行こう」のようなエモーショナルな名コピーを思い出してしまいますが、それは新聞広告やテレビCMがメインだった過去の話。ネット広告が主流となった今では、反応率の高いキャッチコピーが求められます。
反応率が高くて、いいキャッチコピーを作るには、とにかく案を出すこととABテストを繰り返すことです。
今回の記事で挙げた切り口を参考にすればキャッチコピーのアイデアが湧き出るはず。どんどん書き出してみてください。