ランサーズ・クラウドワークスなどで仕事を依頼する手順と失敗しないコツ。

電通テック→電通→独立起業して10年間、プロモーション企画制作でご飯を食べている小林がクラウドソーシングでフリーランスに発注する際のポイントを解説します。

以前、制作実績を参考にしてフリーランスのデザイナーに発注したのですが、実は制作実績が他人のもので、実力が皆無だったことの反省から、皆さんにもフリーランスの人との仕事でトラブルのリスクを減らす方法をお伝えします。

フリーランスの知り合いが少ないなら、クラウドソーシングを使うべき

W E Bやパンフレットなどのデザインを発注する際、コストを抑えて作りたいならフリーランスに依頼することが一番です。問題はフリーランスへの仕事依頼はアタリ・ハズレがあるということ。

フリーランスでハズレの人に仕事をすると、仕事のスキルが低い、プロ意識が低く、途中で仕事を放り出して逃げてしまうといったことが起きます。

そこでハズレの確率を減らすために、最適なのがクラウドソーシングサービスを使うことです。クラウドソーシングサービスでは仕事完了後に発注者と受注者で相互に評価する制度があるため、低評価をつけられると今後の活動に影響するために、適当な仕事はできなくなる仕組みになっています。

クラウドソーシングなら「ランサーズ」「クラウドワークス」

クラウドソーシングは「ランサーズ」「クラウドワークス」など様々な会社があります。大手には「ランサーズ」「クラウドワークス」がありますが、違いはほとんどありません。使い勝手や利用料はほぼ同じです。

ランサーズ


https://www.lancers.jp/

ネットで最短即日発注できる、日本最大級のフリーランスプラットフォーム「ランサーズ」。ホームページ制作、アプリ開発、ロゴなどのデザイン、ライティングまで、幅広い仕事を高スキル人材に即発注できます。

クラウドワークス


https://crowdworks.jp/

日本最大のクラウドソーシング「クラウドワークス」実績のあるプロに依頼・発注できるから安心クオリティーでどこよりも早くリーズナブル!

私はランサーズの方がサービスとしてのリリースが早かったので、「ランサーズ」を継続して使ってフリーランスを探してきました。以下からは「ランサーズ」をベースに解説しています。

クラウドソーシングの発注で気をつけること

 

クラウドソーシングで気をつけることはハズレを引かないこと。そのための指標としては実績数と評価などの見えるものもありますが、クラウドソーシングサービスを利用する上では評価はあまり参考になりません。

評価は参考程度にしかならない

クラウドソーシングサービスでは仕事完了後に発注者と受注者で相互に評価する制度になっていてが、低評価をつけられると今後の活動に影響するために、適当な仕事はできなくなる仕組みになっています。

評価は5段階で行うのですが、評価の基準は特にありません。とてもいいが5とか、普通だったが3とかはありません。

そこで、クラウドソーシングでは作業完了後に無事に作業が完了したら最高評価を付け合うのが暗黙のルールになっています。ルールを知らづに評価で4をつけたりすると、相手から抗議されたりします。

そのため、ほとんどの仕事は評価5とされ、低い評価は暗黙のルールを知らない人から付けられた可能性もあり、本当の実力なのか曖昧なものになっています。

評価が高くてもプロのレベルに達していないフリーランスがいる

「ランサーズ」や「クラウドワークス」は誰でも登録できるため、プロのレベルに達していない素人レベルの人も登録しています。しかも評価も曖昧なので、アタリ・ハズレを見極めるのが難しいのが現状です。

ポートフォリオだけでは見分けるのは難しい

いいフリーランスを見つけるために、制作実績「ポートフォリオ」を見せてもらうという手法があります。

ただし、「ポートフォリオ」は素晴らしいけれど、実施に仕事をお願いしたら全然ダメなんてこともあります。さらに「ポートフォリオ」に他人の作品や作業を掲載している人もいるため、制作実績だけで判断するのも危険です。

ハズレを避けて発注する手順

ランサーズでフリーランスに仕事を依頼するには「コンペ方式」「プロジェクト方式」「スポット常駐」があります。

依頼したい仕事内容によって「コンペ方式」「プロジェクト方式」「スポット常駐」といった依頼形式が変わります。例えばデザインの依頼であれば、「コンペ方式」か「プロジェクト方式」の2択になります。クラウドソーシングでのハズレ率が9割を超えるW E Bデザインの依頼を行う場合を想定したお勧め手順は以下になります。イメージはランサーズのものになります。

手順1.ランサーズに登録して、プロフィールはちゃんと書く

プロフィールをしっかりと書いていないと、発注者としての信頼が生まれません。信頼がなければ募集した案件に他するフリーランスから応募は少なくなってしまいますので、プロフィールはきちんと書いた方がフリーランスからの提案件数がアップします。可能であれば、認証・認定を取得しておくべき。

手順2.プロジェクト形式を選択する。

プロジェクト形式とはフリーランスへ事前に作業内容と予算・納期を伝え、プロジェクト内容について相互に確認してから仕事を始める方式のことです。

優秀なフリーランスを見つけるには「プロジェクト形式」を選択することをお勧めします。

「コンペ方式」で依頼しない理由

「コンペ方式」は実際に作品を作ってもらってから決める競合コンペを開催することができます。

これは、ロゴ制作などのたくさんアイデアがみたいときに有効ですが、依頼内容を公開して作品を作ってもらうために、公開したくない新商品のカタログなどでは使うことができません。

ロゴなど、サクッと制作できるものなら、優秀なデザイナーさんも参加してくれる場合がありますが、チライデザインやカタログのデザインになると、優秀なデザイナーさんはデザインを作ってもお金にならないコンペ形式には参加してくれません。

手順3.「プロジェクト方式」でコンペをする

ポイントは複数案を採用することです。最悪なのが【ハズレ】のフリーランスとだけ契約してしまい、クオリティの低いものが出来上がること。

最大のコツは最初から1人に決めないこと。「いいな」と思うフリーランス3人程度にお金を払ってサンプルデザインを作ってもらうことをお勧めします。

支払い方法は「固定報酬制」にしましょう。「時間報酬制」にすると、依頼したあとで「時間がかかるからもっと金をくれ」ってことに絶対になるので避けるのが無難です。予算は相場か、それより高めに設定しましょう。安い案件にハズレのフリーランスばかりが集まってしまいます。

依頼文には以下の項目を明記してください。

  • プロジェクト全体の予算
  • まずはデザインサンプルだけの依頼
  • 3人程度にサンプル制作を依頼していること
  • デザインサンプルにもお金を払うこと(5−10万程度)

 

手順4.応募が集まったら、気になる3名にサンプル制作をプロジェクトとして依頼する。

W E Bデザインの場合、相場で募集をかければ、15件程度の応募は集まると思います。その中から3人を選んで、デザインサンプルの制作を依頼します。

その際の選ぶポイントは以下の3点です。他の人にもデザインサンプルを依頼していることを伝えた上で、プロジェクトを依頼しましょう。

①過去の制作物「ポートフォリオ」をチェック

応募者の「ポートフォリオ」を見せてもらい、「いいな」と思った方を採用しましょう。

②ランサーズの認定制度を使う

フリーランスへの依頼に慣れていない場合は、ランサーズが設定している認定制度で高評価の方だけに絞った方が無難です。

認定されていないフリーランスに仕事を依頼したことがありますが、ひどいクオリティで大変な目にあったことがあります。

③若手だけにサンプル制作を依頼しない

デザイナーは若手の方が「オシャレ」「カッコいい」デザインをしてくれると思っていませんか?

フリーランスへの依頼では、「若手」だけに頼ると失敗します。若手=素人の可能性が高いので、40代・50代の実績を積んだベテランデザイナーにもサンプル制作を依頼することをお勧めします。

5.3名程度とプロジェクトを開始して、気に入ったフリーランスを選ぶ

気になるフリーランス3名程度からデザイン案を募集できれば、あとは気に入った方を選べばいいだけです。

ここの段階でイマイチのデザインサンプルしか集まらない場合は、予算を上げて手順2からやり直す必要があります。予算を上げて、依頼文を書き直す必要がありますが、デザインに関しては完璧を求めすぎないことも大切です。

6.プロジェクト全体を依頼する

最後に気に入ったフリーランスの方へ正式にプロジェクト全体を依頼してください。

まとめ

フリーランスに仕事を依頼する手順をまとめてみました。

ポイントは次の通り。

  • ランサーズなどクラウドソーシングを利用すること
  • プロジェクト形式、固定報酬で依頼すること
  • できれば3人と同時契約すること
  • 若いフリーランスには気をつける、ベテランデザイナーがおすすめ

コストパフォーマンスの良いフリーランスの活用ですが、ハズレのフリーランスが多く、いい人に出会えないのが悩ましいところです。

また結局、発注側にスキルがないといいものは作れないので、フリーランスではなく、専門の会社に依頼した方がいいかもしれません。

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