- 自腹接待の領収書が精算できなくて困っている
- コンペを回避して仕事を受注したい
- 接待費がないから営業が大変
そんなことでお悩みの広告会社・広告代理店の方はいませんか?緊急事態宣言もあり。すっかり飲み会も少なくなりましたが、クライアントと飲む・食事に行って良好な関係を作る接待は最強の営業方法。
制作ディレクション会社代表のコバヤシ(@Kairiki_K)が的確に領収書を処理・交際費を上手に工面してガンガン営業して仕事を回すコツ、領収書の処理方法の3つを解説します。
この記事を読んで清算できずに自腹接待になってしまった・・・なんてことを回避しましょう。業務上横領の手引きではありませんので悪しからず。
そんなことより、弊社に仕事を発注ください。楽しい接待でおもてなしさせていただきます!
目次
接待の領収書は会議費として処理する
大企業の場合、交際費は100%経費とはならず税金がかかります(接待費の50%に対して法人税約30%程度を納税)。
一方で会議費は100%経費となります。つまり100%経費となる会議費であれば会社側は経理処理しやすいので、会社で清算しやすくなります。それぞれの定義を確認しておきましょう。
期末の資本金の額あるいは出資金の額が1億円以下である法人の場合
年間800万円までは全額を損金参入。それを超える部分の金額は経費にならず、飲食に要する費用の50%を経費とし、それ以外は経費とならない。
期末の資本金の額あるいは出資金の額が1億円超である法人の場合
飲食に要する費用の50%を経費とし、それ以外は経費とならない
企業規模に関わらず、「1人当たりの金額が上限5000円まで交際費から除く」という規定を活用し、「会議費」として100%経費として損金算入できる。
領収書を会議費として処理するには
会議費にできるのは条件があり、一人あたり5,000円以内です。それだけなので、その会議は喫茶店でも居酒屋でも場所はどこでもいいです。また、一次会・二次会と場所が変わった場合、それぞれ5,000円以内であれば接待の飲食費用は会議費になります。
誰が参加したかメモしておくこと
一人あたり5,000円以下を証明するために何人で飲食したか人数を領収書に書いてもらうといいです。「飲食代として、5名分」などです。そして領収書の裏には誰が参加したかメモしておきましょう。
- 飲食をした年月日
- 参加者の氏名とその関係
- 参加者の人数
- 飲食代の金額
- 飲食店の住所と名称
メモは、税務署の調査が入った場合、参加したのが誰なのか証明するためです。10人分の飲食代に関して調査が入ると、その10人が誰かを提示します。場合によっては、そのうちの何名かに税務署は裏取り調査をします。
参加者の名前を適当に書いたらどうなるか?
本当は2人で2万円だったのに、4人分の飲食費とした場合はどうなるでしょうか?結論としては調べないとわからないことなので会議費として申請可能です。
ただし、裏付け調査が入ると参加していない2名に問い合わせが入る場合がありますので、事前に名前を使う事の了承を取っておくのがスマートです。
接待をイベント企画と捉えて外注する
会議費としても処理できない場合は企画費として処理しましょう。接待自体をイベント企画として協力会社に外注するという方法です。例えば次のようなイベント企画です。
- 外国の要人の「お・も・て・な・し」企画
- 海外出張時の宴会企画
- 絶対負けられない競合プレゼンの根回し企画
外国では日本より格段に接待が重要とされていますので、外国の方を接待する際、失敗は許されません。大企業だと処理しにくいクラブ・キャバクラの領収書も会社によっては処理してくれます。
外国人を接待する場合などは、怪しい系の店で接待が必要だったりするものです。自腹接待で泣き寝入りせずに相談してみるのも手です。
中国人民解放軍将軍の息子さんの接待コーディネートは大変でした・・・
企画費の相場は
接待をイベント企画費として外注する際の相場は、「領収書の金額×2+企画料」です。店の手配には事前のロケハンなども必要なので手間がかかります。ご自身で接待をコーディネートする場合は、もちろん企画料は不要です。
また、協力会社の交際費として処理するため、イベント企画費を払う協力会社の担当者を同席させた方がスマートです。
プロジェクト事務局を作って領収書を処理する
プロジェクト事務局とは、長期にわたる作業を円滑に行うための組織と考えてください。プロジェクトの目標達成ために複数の関係者で構成します。
運営費用はプロジェクト全体の利益から捻出されますが、円滑な運営を行えば作業は効率化し、フリーランスを活用するなど、無駄なコスト発生を抑えることで結果的に利益率を高めることが可能です。
プロジェクト費用として清算する
目標達成のためにはクライアントとの信頼関係構築は欠かせません。そのための費用であればプロジェクト事務局の運営費の中で処理します。
気難しいクライアントや、長期にわたるプロジェクトを担当する際にはプロジェクト事務局の設立をおすすめしています。経費処理の悩みから解放され、積極的な営業活動に注力することができます。
すでに終わった接待の領収書はどうする?
会社で清算できそうもない手元の領収書を企画費として処理するには何点か注意が必要です。時には自腹を覚悟する諦めが肝心です。
でもどうしても……という時は信頼できる会社に相談しましょう。ボッタくりバーの被害にあった時などに検討してください。
まとめ
クライアントと飲む・食事に行って良好な関係を作る接待は最強の営業方法ですが、やりすぎて自腹接待に・・・なんてことにならないように、領収書の処理方法をまとめました。
- 会議費として申請する
- 接待をイベント企画と捉えて外注する
- プロジェクト事務局を作って運営費の中で処理する。
積極的な営業活動に注力することができますし、結果的には無駄なコストを抑えることで利益率を高めることが可能です。
弊社も接待での仕事獲得を狙っています!なんでもご相談ください。