- トップメッセージの例文を探している。
- 社長メッセージは何を書こうか迷っている。
- トップメッセージの代筆を適当に頼もうと思っている。
こんなことをお考えの社長、ちょっと待ってください!トップメッセージを適当な例文を参考にして書こうとかお考えではありませんか?トップメッセージは会社のホームページにおける最高のコンテンツです。例文を参考に適当に作ってはいけません。
会社案内やコーポレートサイト制作をしているカイリキ・コバヤシ(@Kairiki_K)がトップメッセージ開発のポイントを弊社所属コンサルタントの小林さんに聞いてみました。
この記事を読めば例文なんて探さずに、トップメッセージはちゃんと作ろうと考えるようになりますし、素晴らしい社長のメッセージのヒントになると思います。
それでは小林さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ちなみにコバヤシと小林さんは名前が3文字もカブっていますが、親戚でも何でもありません。
東京大学卒、ノースウェスタン大学MBA。フィリップコトラーに師事しマーケティングを学ぶ。社長メッセージのつくりこみとファシリテーションを軸にした、独自の経営コンサルティングを展開しています。
安田信託銀行(現みずほ信託銀行)にて資本市場業務に携わったのち、IR/PRコンサルタントとして独立、企業コミュニケーションのアドバイザーとして20年の経験。
日経アニュアルリポートアウォード連続最優秀賞ほか受賞多数。それまで通例であったご挨拶的なトップメッセージを、トップが自らの経営哲学や経営戦略の中身を語る本格的メッセージに変えることで、アニュアルレポートの新潮流を作った。
目次
社長メッセージはコーポレートサイトでは最高のコンテンツ
社長メッセージってなんで掲載するんですかね?
社長メッセージは社内外のファンを作る最強のコンテンツなんです!
企業のHPにはたいてい社長メッセージのページがあります。しかし、多くの場合、ご挨拶程度の内容で、せいぜい社長の顔がわかるだけです。これは実にもったいないことです。社長メッセージは「刺身のつま」でなく、刺身そのもの、それも一番上等のネタになりえます。うまく使えば、社内外のファンづくりにおいて、社長メッセージほど効果的なコンテンツはありません。社長メッセージは社内外のファンを作る最強のコンテンツなんです!
社長メッセージには個性が必要
「社長メッセージ」と言うと、どんなイメージを持つでしょう?
硬い感じがしますね。その人の人間性を感じないというか・・・
形式的、没個性、お決まり、精神論、数字の羅列、いい人ぶる、きれいごと・・・・。横並びで他社と同じようにしておれば間違いないと思っていませんか?でも本当は、社長メッセージほど自由で個性的なコンテンツはないのです。
「巧言令色すくなし仁」-言葉巧みで誠意がない、という意味です。どう見ても本人の言葉ではない。社長の“肉声”が伝わってこない。そつなくきれいに書かれているが、無味乾燥で読んだ後何も残らない。こういう社長メッセージは、極端な話、社名と社長の写真を隠せば、(同業なら)どれも一緒です。
当然ですが、業界のリーダーと3番手では、自ずとビジョンも戦略も異なるはずですが、社長メッセージを読む限り同じように見えます。独自の強みも戦略もなく、景気の波に上下するだけの企業に見えてしまいます。そんな魅力のない企業に見られていていいのでしょうか?
取引先の方も見てますし、新卒や転職の方も社長メッセージは見てますから、採用にも影響しますよね。・・
一方で、読んでいてワクワクする社長メッセージもあります。例えば、ソフトバンクの孫正義社長のメッセージがそれです。
優れた経営者のメッセージ
孫正義のメッセージ
大画面の前を動き回りながらの、熱のこもったプレゼンテーションもすばらしいですが、アニュアルレポートの社長メッセージに落とした時も、シンプルで力強い。これからこういう世の中が来る、そこにおいてソフトバンクはこういう存在になる。そのための武器がこれである。キーワード、キーとなる数字、キーとなる子会社が示されます。
どこへ向かおうとしているのか明確で、その方法も具体的で、数字も説得力があり、大風呂敷とも言える話を「本当にそうなるかも」と思わせてしまいます。独自の世界観をベースにすべてのメッセージが構築されているので、ストーリー性に溢れ、専門家でなくても読んでいてワクワクします。
参考:ソフトバンクグループ 代表挨拶
https://group.softbank/philosophy/message
参考:ソフトバンクグループ IR情報
- キーワードがある
- キーとなる数字がある
- キーとなる子会社がある
- どこに向かおうとしているのか明確
- 説得力のある数字がある
- ストーリー性がある
スティーブ・ジョブスのメッセージ
「今日、アップルが電話を再発明する」
iPhoneの発表会でスティーブ・ジョブズが言った言葉です。ジョブズも独特の感性をもって来たるべき社会を語りました。
大変な技術があるにもかかわらず、細かなスペックを説明するのでなく、これによって暮らしがどう変わるかをアートとして見せようとしました。技術革新を語るのではなく、社会変革の可能性を語りました。ジョブズという“語り部”によって、アップルはモノを売りながらも、コトを売るポジションでいられたのです。
*ジョブズのプレゼンテーションは、You Tubeで字幕付きで見ることができます。
- 細かなスペックでは語らない
- どう変わるかアートとして見せようとした
- 技術ではなく社会変革の可能性を語った
- モノを売っていたが、コトを売るポジションに
自分の社長メッセージはどうすればいいのか?
偉大な経営者すぎて・・・自分に置き換えると無理な気がしてきますね。
大丈夫、あなたの社長メッセージもブラッシュアップしていくことで、心に響き、社内外にファンを作っていくことができるようになります。
そもそも人間が違うのだから仕方がない?たしかに、彼らには天賦の才があります。しかし、あなたの社長メッセージもブラッシュアップしていくことで、心に響き、社内外にファンを作っていくことができるようになります。
ということで、弊社では2人の担当がトップメッセージ開発のお手伝いをしています。
そんなわけで、弊社ではコンサルタントとコピーライターの2名が担当としてトップメッセージ開発のお手伝いをしています。また、会社案内・コーポレートサイトのリニューアルなどのブランディングにも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
社長のメッセージを制作代行いたします。ライターではなく、企業変革の一歩としてコンサルタントに依頼するのもアリ